• 整理収納の理論に基づいた商品の開発と整理収納の理論を通して、快適で心が軽くなる生き方をお伝えしています。

※この記事では過去の出来事を投稿しています。

6月1日と7日の計2回、函館市にお住いの高齢者の方を対象とした「くらしの安心安全講座」で整理収納についてお話ししてまいりました。

今回は時間が1時間、ということでしたので、的を絞りに絞って「整理整頓で最もつまずきやすいところ」である「捨てる・手放す・処分する」ことに焦点を当てて、わかりやすくて面白く、印象に残る話をしてきました。

高齢になって、物との関係を良い方向に持っていければ何の問題もありません。でも、そうではない方がたくさんいらっしゃいます。所有している物に対して、どのような気持ちを持っているのか。片付けをするときにこれらをじっくり考えます。その気持ちが「愛着」なのか「執着」なのか。

もし、昔々に別れた恋人からもらった手紙を未だに捨てられずにいたとしたら・・それは「愛着」があるからでしょうか、それとも「やり直せるならやり直したい」という「執着」の気持ちが捨てられないからでしょうか。

甘酸っぱい恋の思い出さえも「所有する物」として考えたら「処分するべきなのか」を分別することができます。その分別をするためには「愛着か、執着か」をご自分が冷静に考えなくてはいけません。

「もう炊飯器が壊れそうだから新しいのを買うよ」と言って新しい炊飯器を買ったとたん、捨てるはずの炊飯器を「まだ使えるから、予備にする」と取っておいた経験はありませんか?その「まだ使えるから」という気持ちはやはり「愛着」なのか「執着」なのか。

ご高齢の方ですから、お部屋の片付けに奮闘して怪我などされたら大変です。ですので、片付けの実践をお勧めするのではなく、面白くて少しでも記憶に残る話をお持ち帰りいただけたらいいなと思ってこの内容をお話ししました。

お帰りの際に「あるあるだったわよ~」との声をいただきました。皆さん笑顔でお帰りいただけて何よりでした!

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